おしりオンラインTOP切れ痔
排便時に
強く痛みます。
切れ痔じの症状
切れ痔じって
どんな症状?
切れ痔(裂肛)は、肛門にただれや傷ができた状態です。排便時や排便後に痛みを感じることも多く、痛みが強くなることもあります。出血は多くはなく、便やトイレットペーパーにつく程度ですが、便器が真っ赤になるほどの出血があることもあります。
切れ痔じを放って
おくとどうなるの?
切れ痔の状態が続くと、肛門部にいぼ(見張りいぼ)ができることがあります。
また、肛門の皮膚が飛び出し、違和感やかゆみを生じます。
排便時の激しい痛み
出血や血便
切れ痔じの原因
なぜ切れ痔じになるの?
慢性の便秘
切れ痔は、かたい便が肛門を通過することによる傷だと考えられ、その原因の多くが慢性の便秘です。
血流の少なさ
肛門付近は血管が少なく、便秘の際のいきみによって血流が少なくなることで、切れ痔が生じやすくなります。
下痢
下痢が慢性化すると、肛門が狭くなり、痛みがさらに強くなります。
クローン病
クローン病が原因で切れ痔になる場合があります。
切れ痔じに
なりやすい人は?
原因の多くが慢性の便秘のため、男女比は2:3で女性に多く、特に20~40歳代に多いのが特徴です。
切れ痔じ
切れ痔じの治療法
切れ痔は、食事や生活習慣の改善、便通コントロールと薬物治療(塗り薬または座薬)で大部分は
治ります。外科治療(手術)が必要な場合もあります。
切れ痔じは
どうやって治すの?
①食事の改善と便通コントロール
便秘に対しては、水分と食物繊維を積極的にとるようにします。場合によっては下剤を使います。
②入浴
痛みや見張りいぼにより、肛門を清潔に保つことが難しくなるため、入浴、座浴を行います。あたたまることにより肛門付近の血流がよくなり、痛みが改善し、傷の治りもよくなります。
③薬物治療
症状の改善に、局所麻酔薬やステロイド含有の注入軟膏や座薬を使用します。鎮痛作用や抗炎症作用を目的に、飲み薬を使うこともあります。
④外科治療(手術)
肛門を広げる手術が行われます。